
特別刑務所(仮)
第10章 風邪。
夜8時を回りとりあえず冷蔵庫を覗く。
昼間食べ損ねたパスタが目にはいる。
とりあえず、自分のご飯は確保できた。問題は九条のだ。
「お粥の鍋・・・まだ、お粥あるかな?」
朝駒場が作ったお粥の鍋を覗くと煮込みうどんが入っていた。
「こ、駒場さまー!!」
それを温め器に盛り、薬と水をもって二階に上がる。
案外重いそれはプルプル震える俺の腕に合わせ振動する。
九条の部屋の前まで行きあることに気がついた。
「あ、開けられねー。仕方ない。・・・・くじょーう!開けてー」
俺が叫ぶと部屋のドアが開く。
プルプル震える食器を見て九条は笑った。
持つよと手を出すが病人に持たせるわけにはいかないと俺はベッド脇の電気台の上まで運ぶ。
「ありがとう。瑠依はご飯食べた?」
「ん、これから。」
「そう。」
「食べ終わってもそこにおいておいてね。取り来るから。」
「わかった。」
「また、来るから!」
俺は部屋を出る。
駒場に用もなくいくのはダメと言われたので無駄に用事を増やす作戦にすることにした。
「ふふふー完璧。んー。仕事した後はやっぱりお風呂だね!」
俺は満足げに風呂へ向かった。
昼間食べ損ねたパスタが目にはいる。
とりあえず、自分のご飯は確保できた。問題は九条のだ。
「お粥の鍋・・・まだ、お粥あるかな?」
朝駒場が作ったお粥の鍋を覗くと煮込みうどんが入っていた。
「こ、駒場さまー!!」
それを温め器に盛り、薬と水をもって二階に上がる。
案外重いそれはプルプル震える俺の腕に合わせ振動する。
九条の部屋の前まで行きあることに気がついた。
「あ、開けられねー。仕方ない。・・・・くじょーう!開けてー」
俺が叫ぶと部屋のドアが開く。
プルプル震える食器を見て九条は笑った。
持つよと手を出すが病人に持たせるわけにはいかないと俺はベッド脇の電気台の上まで運ぶ。
「ありがとう。瑠依はご飯食べた?」
「ん、これから。」
「そう。」
「食べ終わってもそこにおいておいてね。取り来るから。」
「わかった。」
「また、来るから!」
俺は部屋を出る。
駒場に用もなくいくのはダメと言われたので無駄に用事を増やす作戦にすることにした。
「ふふふー完璧。んー。仕事した後はやっぱりお風呂だね!」
俺は満足げに風呂へ向かった。
