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特別刑務所(仮)

第17章 運動。

滅多に人前であんなことしてくれないのに、佐野たちめ!

「瑠依君、九条さん走り始めたよ!」
「あ、ほんとだ。」


走り始め最初の障害にたどり着く。
ジャージにネクタイと言うシュールな姿。
その上にスーツを羽織る。
鞄に荷物を詰め込みゴールへ。

「かっこいいねー九条さんのスーツ姿」
「・・・うん。」

本当に・・・
下がジャージじゃなきゃ完璧なのに・・・
ゴールしてすぐにこちらに来る。

「駒、ネクタイ外して」
「元は結びかたぐちゃぐちゃにしすぎだろ。固結びもいいとこだぞ」
「しかたねーだろ?」

駒場は九条に文句を言いつつ固く結ばれるネクタイをほどいていく。
なんか、いいな。あれ・・・
俺も取ってあげたい。

「駒場さん、俺がやる」
「え?あー。とれるかな?」

任せなさいと駒場と場所を入れ替わる。

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