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特別刑務所(仮)

第18章 刑務。

洗い物を片付け、寝室で九条を待つ。
待っている間心臓がやけにうるさいのを感じる。
なぜだかわからないけど、これから知ることに不安を感じているのかもしれない・・・

「はー、どきどきやばい。落ち着こう。よし!」

心臓の高鳴りを押さえるため九条の本棚から一冊本をとる。

「分厚い・・・
うわ、なに?英語?はいよめなーい!」

ページを開くと英語がびっしり。
パラパラとめくっていると本の中から紙が一枚。

「あ、やべ!」

落ちた紙を拾う。
大分ボロボロになったその紙にはなにか書いてあったのだろう・・・
だけど、汚れがひどすぎて読めない。

「・・・・・・瑠依。」
「うお!!」

お風呂から上がった九条が後ろにたっていた。

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