特別刑務所(仮)
第22章 瀬川。
リビングのドアを開けるとその人はすぐに気がつく。
「久しぶりだねー瑠依君」
「木下さん!」
久々に見た木下は少し痩せてはいるものの以前と変わらぬ笑顔を見せてくれる。
「元気にしてたー?」
「うん。木下さんは?てか、休みの間に佐野に会ったりとかは?」
「俺は元気よー。練には・・・あってないよ。」
うつ向きながら話す。
あ、俺余計なこと言ったと思いあたふたしていると九条が話しにはいる。
「で?最終的に勝算はあるわけ?俺としては勝ち目のない戦いはしたくないね。あと、長丁場の下らない戦いとかも」
「んー、その辺は抜かりないよ先輩」
「そうか。・・・瑠依おいで。」
俺がなんの話だろうと首をかしげていると九条に手招きされ膝に座る。
「先輩・・・それは、あれですか?俺に対する嫌がらせ?」
「何が?」
「いちゃこらですよ、いちゃこら。」
俺と九条がくっついているのを見て文句を言うが、俺としては九条なりの励まし方なのだろうと、おとなしく九条の膝に座っている。
「久しぶりだねー瑠依君」
「木下さん!」
久々に見た木下は少し痩せてはいるものの以前と変わらぬ笑顔を見せてくれる。
「元気にしてたー?」
「うん。木下さんは?てか、休みの間に佐野に会ったりとかは?」
「俺は元気よー。練には・・・あってないよ。」
うつ向きながら話す。
あ、俺余計なこと言ったと思いあたふたしていると九条が話しにはいる。
「で?最終的に勝算はあるわけ?俺としては勝ち目のない戦いはしたくないね。あと、長丁場の下らない戦いとかも」
「んー、その辺は抜かりないよ先輩」
「そうか。・・・瑠依おいで。」
俺がなんの話だろうと首をかしげていると九条に手招きされ膝に座る。
「先輩・・・それは、あれですか?俺に対する嫌がらせ?」
「何が?」
「いちゃこらですよ、いちゃこら。」
俺と九条がくっついているのを見て文句を言うが、俺としては九条なりの励まし方なのだろうと、おとなしく九条の膝に座っている。