テキストサイズ

特別刑務所(仮)

第8章 狩野。

じっと見つめる俺の視線に気がついた狩野はニコッと笑顔を向けた。

「瑠依君?何か俺についてる?」
「へっ!あ、いや・・・狩野たちが何でここに来たのかちょっと疑問に思って。」
「・・・そうだな。少し長くなるかも知れないけれど良い?」

狩野は少し考えてから俺に聞いた。

「あ、うん。」
「何から話そうかな。」

狩野はそう言うと窓のそとを見つめ、一呼吸置くと自分の過去を話始めた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ