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俺の夢がエロいのには理由がある!?

第15章 ミヤビちゃんの消滅

エリンは俺の手の中の鍵を受け取った。

「あーあ。残念だな。せっかくいい生産者に巡り会えたと思ったのに」

「生産者?」

「そうよ。エナジーを生み出してくれる、生産者」

ポンと鍵を上に投げて、片手でキャッチしてみせる。

「これでミヤビともお別れかぁ」

「一日限りの貸付なら出来るんじゃないの?」

ラーラに首を振って答えると

「無理だと思う。あの子、目覚めたときに言ったから」

『あ…。こんな展開もあるんだ…』

「何か吹っ切れた以上、契約は無効なの。そういう約束だから」

残念と言いつつ、エリンも少しだけ嬉しそうな顔をしている。

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