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俺の夢がエロいのには理由がある!?

第16章 ダグラスの夢の果て

その時、俺の前を一人の女が横切った。

腰までの紅い髪。

ラーラ!?

…いや、そんな筈はない。

アイツは俺の夢の中のことには介入して来ないはずだ。

だったら偶然?

それとも、俺の願望が見せた幻想の女か?

後ろ姿の女をじっと見つめる。

…どっちでもいい。

自分の心の奥底に沸き上がった欲望に、俺は無意識に唇を舐めた。

最高の獲物だ。

慎重に、見失わないように。

一定の距離をおいて、女の後ろを付いて歩いた。

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