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俺の夢がエロいのには理由がある!?

第16章 ダグラスの夢の果て

咄嗟に、ラーラを抱き締めた。

鍵を抜かせる訳にはいかない!!

震える両手で、あらんかぎりの力で抱き締めると

「…馬鹿ね」

耳元で囁かれた声は…とても甘かった…。

そしてラーラは、一気に腕を引き抜いた!!

痛みはない。

けれど、空気の抜けたゴム人形の様に、体を支えることが出来ない。

力を根こそぎ奪われたような…

そのまま、ラーラに凭れるように崩れ落ちると、

「この世界も消滅させるわ」

ラーラは俺を抱き上げると、さっき女を縛り付けていた台に俺を寝かせた。

「ラーラ…待って、くれ…よ」

俺の懇願も、鮮やかな笑顔でかわされた。

「さようなら」

ラーラが頭上に手を翳すと、その先から暗闇に侵食されていく!

「ラーラ…ラーラ!!うわあぁぁぁ!!!!」

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