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俺の夢がエロいのには理由がある!?

第16章 ダグラスの夢の果て

「待て!!ラーラ!!待ってくれよ!!」

咄嗟にラーラの腕を両手で掴んで、動きを止めようとした…けど。

「もうあなたの言葉は聞かない。鍵を返してもらうわ」

体の内側で、ラーラの手が蠢く感触と、体の芯が冷えていくような恐怖を感じた。

ぞくりと全身が粟立ち、膝ががくがくと震えだした。

ラーラの腕を押さえているのか、すがっているのか分からなくなる。

「ラーラ…俺は…どうなるんだ…?」

恐怖で涙が出るなんて初めてだ。

涙でぼやける視界の先に、ラーラの無慈悲な顔が浮かぶ。

「私と出会う前に戻るだけ。何も変わらないわ」

ラーラの腕に力がこもる。

鍵を抜くつもりなのか!?

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