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俺の夢がエロいのには理由がある!?

第10章 貸付って何ですか?

「だけど、私達なら望んでる夢を見せることが出来る」

ラーラは椅子に座ったまま足を組み替えると、頬杖をついた。

「私なら淫夢だし、エリンなら悪夢。それぞれの夢に、それぞれの担当がいるから」

ミヤビちゃんは、殺人鬼が出てくる悪夢が見たかった、って言ってたっけ。

だからエリンと契約したんだもんな。

「私達と契約すると、望んだ内容の夢につながる扉の鍵を手に出来るわ」

鍵。会話の端々に出てくる鍵は、それのことか。

「その鍵を持って眠れば、その扉に引き寄せられて、望んだ夢を見る事になる。そして、私達はエナジーをもらう。そういう関係なの」

え?鍵を持って?

「じゃあ、鍵を持たずに眠ればいいんじゃないか!!」

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