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俺の夢がエロいのには理由がある!?

第10章 貸付って何ですか?

何だよ。簡単な事じゃないか!!

勢い込んで言ったのに、ラーラはため息をついた。

「普通はそうなんだけどね…」

え?ミヤビちゃんは違うのか!?

「貸付っていうのは1日1回、鍵を貸すから『貸付』なの。回収しないで預けたままなんて…」

「何か、ヤバいのか?」

ラーラの言い方に引っ掛かりを感じて、聞いてみると

「いいえ。契約者の意向もあるし、本人の耐性もあるから違法とは云えないわ」

「耐性…?」

「夢を見ることに耐えられる力」

ラーラは俺から目線をそらすと、自分の指先を見つめた。

「だけどね…同じ夢ばかり見てると、人の心は壊れるものよ」

ぽつりと放たれた言葉は、俺の心をざわつかせた。

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