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私は官能小説作家の素材

第2章 まさか、まさかの!?

「ヤることに対してそんなの思ってる訳?」


「だって…好きじゃないのにカラダで試すなんて…私は考えられないんです」



私にも初恋があったわけだから、何となく分かる。こちらから、求めてはいけない。愛を確かめたくてヤろうとしたのが間違いだった。


私の経験上、駄目だった。


全て、全て、自分から求めてしまったら終わってしまったのだもの。


「ふぅん。意外と恋愛音痴じゃないんだね。意外」


「うるさいです。わざわざ、そう言わないでください…初恋はありますから…!」


「じゃあ…二度目の恋したらヤろ?」


その時、私には分かっていなかった。これが、深い深いものだとは。

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