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浮気断定社

第4章 戦闘準備

当惑する私の顔をみながら



「がんばんなさい!」



バシッと背中を叩かれ店を出ると


ゆりが待っていた。



相変わらず無表情なゆりはタクシーを止め

行きますよと

佐和子を促した。



口を引き結び
強く頷いた佐和子はゆりともにタクシーに乗り込んだ。



ホテルの前に女社長と洋ちゃんが待っていた。

いつもド派手なスーツを着ている女社長は

今日は白いブラウスに紺のスーツというお堅い弁護士の装いだ。


「心と体の準備はできた?」


女社長が佐和子に笑顔を向けて声をかける。


「正直、心臓が飛び出しそうです。」


佐和子は正直に答える。



「それは楽しみね。


 じゃ、行くわよ。」


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