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浮気断定社

第5章 追い詰める

「さあ、私の蜜が欲しいだろ!


 変態が!」



リードを強く引かれ


反対の手に持った鞭で背中を打たれている。



夫の背中は何度も鞭で打たれているようで
赤く蚯蚓腫れができている。



佐和子の目から涙が落ちる。



もう、何年も肌を重ねていない夫。

着替える時も、お風呂に入るときも

佐和子の目につかないよう

こっそり着替えていた。


そんなに自分を避けているのかと思っていたが...

もしかしたら

鞭打たれた体を佐和子の目にさらさないよう

隠していたのかもしれない。



そう思うと佐和子の嗚咽が止まらなくなった。


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