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浮気断定社

第2章 探る

「え?あ、ちょ、ちょっと待ってください」


慌てて佐和子は引き止める。


「ほかに何か?」


「えっと...

 踏み込んで旦那を一発殴りたいです!」


「それでいいの?」


「はい。

 大体慰謝料なんてとれるほどの
 給料ないですし
 あんな夫を相手にする女性も
 大したことないと思うんです。

 ただ、その薄給をやりくりして
 自分のほしいものも買わずに
 我慢してきたのに夫は浮気なんて!

 それが許せないだけです!」


佐和子は自分の思いをぶちまけていた。

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