
愛の裏側
第3章 *すれ違う心
「普通はそう思うのかなー…」
「そりゃーね。 …あ、じゃあさ藍。これ読んでみて」
おもむろに机からメモ帳を取り出すと、カリカリとシャーペンを走らせた。
そこには、3つの単語が。
…読んでみる…?
これをこのまま口に出せば良いのかな。
「なるべく繋げてね」
「…うん。せっくすしたいよう」
…ん?
節句,寿司,太陽…。
穴があったら入りたい。
いや、なかったら掘る。
「やだー、藍のえっちー」
なんてニヤニヤしながら言う未央のドSっぷりといったらありゃしない。
…浅桐先輩と良い勝負かも。
