『✡჻夢見る狐人形と心のない王子様✡჻』第3章「✡჻知らない空き部屋✡჻」　10ページ

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✡჻夢見る狐人形と心のない王子様✡჻

第3章 ✡჻知らない空き部屋✡჻

「…ここはどこ？」

目を覚ますと見知らぬ部屋にいた。

「なに…ここは…–––」
《きこ…る》
「誰？」
《聞こえる？私は、天巴龍（てんはりゅう）神の使いです。》
「ねぇ、ここは、どこなの？」
《いいから、私の話をお聞きなさい
貴方は、流れている時呪いにかけられました
人間になって、2ヶ月以内に運命の人と結婚すること
これが、呪いを解く唯一の方法です。》
「無茶苦茶…でも、人間になれたんだ、足もある……。
！…美脚…」

《もし、無理ならば死にます》
「？！無茶苦茶すぎでしょ、嘘つかないで。」
《本当です…明日から
空愛高校に行きなさい。そこで、運命の人を見つけるのです。貴方はもう、学校にいることになっているから、大丈夫、ただし友達はいない事になってます。けれど、ご安心を、まだ、入学して2日しかたっていません、入ったばかりの入りたてホヤホヤなので、友達いないのも、大丈夫です。》
「へぇ…とにかく、がんばる！」
《えぇ、その意気込みです！》