闇夜に輝く
第17章 微妙な変化
だけど、今回は楓さんの方から言ってきた。このまま150万しっかり取ったところで店の売り上げには出来ないし、増田さんと坂東で折半して、もし社長の耳に入ったらマズイ。しかもこんなはした金で身を滅ぼしたくはないと考えた。
だけど、150万を社長に渡すと半分が社長のポケットマネー、その半分が専務に、またその半分が部長にへと渡っていく。
今まで頑張ってくれた2人から搾り取るような事もしたくはない。そこで増田さんは楓さんに提案した。
「じゃあ50万を出してくれるか?」
「はい。すでに今150万は用意していました」
そう言って、いつもより大きめのポーチから百万の束と財布から50万を出す楓さん。それを見た増田さんは、
「お前の覚悟はよくわかったよ。まず、50万を俺に預けて欲しい。そして今後ともしっかりと働いてくれ。流石に百瀬と楓の2人を一緒に働かせることはできない。だから、楓には今まで以上に頑張ってもらいたい。これまでのように、体調不良以外でいきなり休んだりとか、彼氏がうるさくて出勤出来ないとか、彼氏に呼ばれたから帰りたいとかそういう事もしないと約束してくれるか?」
「はい。そうすればタケルを捕まえてボコボコにすることはしませんか?」
「もちろん約束する。そして、楓の月の売り上げが150万を超える月が出たらこの50万を返すよ。どうだ?」
「あ、ありがとうごさいます!!」
「約束破ったら百瀬の所に制裁金を取りに行くからな」
ニヤっと笑う店長。泣き笑いで応える楓さん。
そして何故か目頭を熱くする坂東さん。
それを見た二人が突っ込む。
「「なんでー??」」
「いい話じゃないですかー。めっちゃ純愛じゃないですかー」
髭面のガタイのいいクマみたいな坂東がメソメソ泣いていた。
ーーーーーーーーーーーーーーー
だけど、150万を社長に渡すと半分が社長のポケットマネー、その半分が専務に、またその半分が部長にへと渡っていく。
今まで頑張ってくれた2人から搾り取るような事もしたくはない。そこで増田さんは楓さんに提案した。
「じゃあ50万を出してくれるか?」
「はい。すでに今150万は用意していました」
そう言って、いつもより大きめのポーチから百万の束と財布から50万を出す楓さん。それを見た増田さんは、
「お前の覚悟はよくわかったよ。まず、50万を俺に預けて欲しい。そして今後ともしっかりと働いてくれ。流石に百瀬と楓の2人を一緒に働かせることはできない。だから、楓には今まで以上に頑張ってもらいたい。これまでのように、体調不良以外でいきなり休んだりとか、彼氏がうるさくて出勤出来ないとか、彼氏に呼ばれたから帰りたいとかそういう事もしないと約束してくれるか?」
「はい。そうすればタケルを捕まえてボコボコにすることはしませんか?」
「もちろん約束する。そして、楓の月の売り上げが150万を超える月が出たらこの50万を返すよ。どうだ?」
「あ、ありがとうごさいます!!」
「約束破ったら百瀬の所に制裁金を取りに行くからな」
ニヤっと笑う店長。泣き笑いで応える楓さん。
そして何故か目頭を熱くする坂東さん。
それを見た二人が突っ込む。
「「なんでー??」」
「いい話じゃないですかー。めっちゃ純愛じゃないですかー」
髭面のガタイのいいクマみたいな坂東がメソメソ泣いていた。
ーーーーーーーーーーーーーーー