闇夜に輝く
第17章 微妙な変化
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「ちょ、ちょっとー!俺のことは話さなくてもいいじゃないですか!」
「あぁ、すまん。ついつい」
そう言って増田さんが笑う。恥ずかしそうな坂東さん。
しかしお返しとばかりに坂東さんが海斗に話しかける。
「その後、俺と増田さんで社長にその50万を預けて経緯を説明しにいったんだ。そしたら増田さんが社長に土下座してさ。俺も慌てて土下座したよ。それで増田さんが言ったんだ。楓は今までもこれからも店に貢献してくれてますし、今回もちゃんと話してくれました。許してやってくれませんかって、それでも足りないと思われるんなら俺の土下座で許してもらえませんかって。俺また涙が出ちゃってさー。これからは担当の俺がもっとしっかりしなきゃいけないと誓ったよ。俺あんなカッコいい土下座を見たの初めだったから」
そう海斗に言った後、坂東さんは熱い視線を増田さんに向ける。
「いたっ!」
「お前まで余計な話をしなくていいんだよ!ったく!」
坂東さんを軽くビンタした増田さんが、話を続ける。
「で、社長はお前の店なんだから好きにしろって言ってくれてな。でも楓は未だに150万を超えたことはないから楓の50万は社長が預かったままなんだがな」
増田さんが腕組みをしながらソファに寄りかかると、坂東さんが頬をさすりながら、
「そうなんですよ。あれから楓も気合い入って100万超えも何回かはあったんですけどね。でも最近は俺とミーティングしててもケンカばっかりで。150万に届かないことへのジレンマなのか、百瀬と何かあったのか何とも理由が掴めないんですよね。もうちょっと話し合いを続けてみます」
そう答えながら今度は頭を掻きながら困ったような表情となった。
「ちょ、ちょっとー!俺のことは話さなくてもいいじゃないですか!」
「あぁ、すまん。ついつい」
そう言って増田さんが笑う。恥ずかしそうな坂東さん。
しかしお返しとばかりに坂東さんが海斗に話しかける。
「その後、俺と増田さんで社長にその50万を預けて経緯を説明しにいったんだ。そしたら増田さんが社長に土下座してさ。俺も慌てて土下座したよ。それで増田さんが言ったんだ。楓は今までもこれからも店に貢献してくれてますし、今回もちゃんと話してくれました。許してやってくれませんかって、それでも足りないと思われるんなら俺の土下座で許してもらえませんかって。俺また涙が出ちゃってさー。これからは担当の俺がもっとしっかりしなきゃいけないと誓ったよ。俺あんなカッコいい土下座を見たの初めだったから」
そう海斗に言った後、坂東さんは熱い視線を増田さんに向ける。
「いたっ!」
「お前まで余計な話をしなくていいんだよ!ったく!」
坂東さんを軽くビンタした増田さんが、話を続ける。
「で、社長はお前の店なんだから好きにしろって言ってくれてな。でも楓は未だに150万を超えたことはないから楓の50万は社長が預かったままなんだがな」
増田さんが腕組みをしながらソファに寄りかかると、坂東さんが頬をさすりながら、
「そうなんですよ。あれから楓も気合い入って100万超えも何回かはあったんですけどね。でも最近は俺とミーティングしててもケンカばっかりで。150万に届かないことへのジレンマなのか、百瀬と何かあったのか何とも理由が掴めないんですよね。もうちょっと話し合いを続けてみます」
そう答えながら今度は頭を掻きながら困ったような表情となった。