闇夜に輝く
第19章 若菜と洋子さん
開店準備を終えてご飯を食べ終わったくらいの時間に、キャッシャー担当の洋子さんが出勤してきた。
洋子さんは会社の事務所に寄ってレジ金を持ってくる関係で出勤時間が男子スタッフよりも遅い。
海斗は前日の咲さんの成績が食い違っているとメールを受けていたため、確認のためにキャッシャーで前日の売り上げ資料を調べていた。
そこで丁度出勤してきた洋子さんと鉢合わせた。
「海斗くんおはよう」
「あ、おはようございます。すいません、すぐどきますので」
「あら、慌てなくて大丈夫よ。それより元気なさそうねぇ。どうしたの?」
「え?何もないですよ」
「またぁ、私にはわかるわ!ズバリ、女絡みね!」
ニヤッと悪そうな笑みを浮かべる。こういう仕草は増田さんに似ていて姉弟だなぁと思う。そして嫌味がない感じもそっくり。つい笑ってしまう。
何かのキッカケになればと昼の若菜との話をした。
「へー、妹さんがいたのね。しかも面倒見てるなんて偉いわねぇ。どうりでしっかりしてるわけだ」
「いや、しっかりしてるのは妹の方なんです。けど、我慢してるところもあってどうしたらいいかなぁって思ってるんですよね」
「なるほどー。あっ!わかった!じゃあ明後日のバーベキューに妹さんも呼んじゃいなさいよ」
「ええ?妹をですか??」
「そうそう、ちょうど準備する人が足りなくて困ってたのよ。上役の黒服は直前まで全体会議でしょ。女の子達は始まる時間にしか来てくれないし」
洋子さんは会社の事務所に寄ってレジ金を持ってくる関係で出勤時間が男子スタッフよりも遅い。
海斗は前日の咲さんの成績が食い違っているとメールを受けていたため、確認のためにキャッシャーで前日の売り上げ資料を調べていた。
そこで丁度出勤してきた洋子さんと鉢合わせた。
「海斗くんおはよう」
「あ、おはようございます。すいません、すぐどきますので」
「あら、慌てなくて大丈夫よ。それより元気なさそうねぇ。どうしたの?」
「え?何もないですよ」
「またぁ、私にはわかるわ!ズバリ、女絡みね!」
ニヤッと悪そうな笑みを浮かべる。こういう仕草は増田さんに似ていて姉弟だなぁと思う。そして嫌味がない感じもそっくり。つい笑ってしまう。
何かのキッカケになればと昼の若菜との話をした。
「へー、妹さんがいたのね。しかも面倒見てるなんて偉いわねぇ。どうりでしっかりしてるわけだ」
「いや、しっかりしてるのは妹の方なんです。けど、我慢してるところもあってどうしたらいいかなぁって思ってるんですよね」
「なるほどー。あっ!わかった!じゃあ明後日のバーベキューに妹さんも呼んじゃいなさいよ」
「ええ?妹をですか??」
「そうそう、ちょうど準備する人が足りなくて困ってたのよ。上役の黒服は直前まで全体会議でしょ。女の子達は始まる時間にしか来てくれないし」