テキストサイズ

闇夜に輝く

第21章 大バーベキュー大会

ウチの店からは女性が9人参加していて一番多い。
理子さん、楓さん、モエさん、杏奈さん、
咲さん、結衣菜さん、リンさん
それに洋子さんと妹の若菜。
そして、理子さん、楓さん、洋子さんの3人は店でのキャリアが長いので、執行部の接待要因も兼ねている。
これは他の店舗も、その店を代表するナンバークラスのキャスト達が交代で執行部のサイトへ出向く。
なぜウチからはキャストではない洋子さんが行くのか疑問だったが、先程の話を聞いて納得した。
今も堂々と社長の隣に座り、執行部内で一番馴染んでいるし。

ウチの店の男性は増田さん、坂東さん、西野さん、海斗、秋山さん、山田君、それに優矢君を加えると7人。キャスト達を含めて計16人。+洋子さんが連れて来たシェルティー。
そしてウチの繁華街のスカウトマンや近所の業者さん達が15人程。

他店舗も10人〜15人程の団体だと思うのだが、そこに各業者や、近所の店の人達が混じっているので正確な人数は分からない。
というか、こんなに沢山の人数で何かをする事自体が初めてで誰が誰だか、自分のサイト以外はよく分からないというのが正直な話。

少し心配だった若菜は、洋子さんのおかげで後から合流した増田さんと坂東さん以外のアクトレスメンバーとは、ある程度打ち解けていた。
と言うか、積極的に話をしている。
若菜のこんな姿を見るのは初めてだった。
どちらかというと内向的だと思っていた。
ずっと海斗の後をついてくるもんだと思っていたのでちょっと拍子抜けした。

そして優矢君はここでも相変わらず自由人だった。
自分の目に付いた場所を適当に行き来していた。
優矢君は人数の多い少ないはあるものの、全店舗に自分がスカウトした女の子を入店させているので、うちのグループ会社の人間で優矢君の事を知らない人はいない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ