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闇夜に輝く

第23章 帰り道

開始から4時間ほどでバーベキューが終わり、みんなそれぞれ解散となった。

海斗と若菜は余った大量の食材を持って家路に着いた。
帰りの電車でも若菜はテンションが高いままだった。

「お兄ちゃん、今日は楽しかったね」

「そうだな。そう言ってもらえると連れてきて良かったよ」

「私、大丈夫だった?」

「何が?」

「んーと、ちゃんといい妹として振る舞えてたかな?」

「あぁ、みんな褒めてたぞ。でもやっぱり無理してるところもあったんだな」

「無理はしてないよ。昨日いっぱい色々買ってくれたから頑張ろうと思っただけ」

「そうか、ありがとうな。でもみんないい人だっただろ?」

「うん!最初は怖い人かと思ったけど優しかった。洋子さんは特にちょーいい人だった」

若菜は嬉しそうに話す。そして悪戯っぽい笑顔で聞いてきた。

「お兄ちゃんはどの女の人がタイプなの?」

「えっ?うーん……」

そう聞かれた海斗が今日来ていたメンバーを思い出す。

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