闇夜に輝く
第26章 サイドストーリー 若菜の夏休み
私は毎日ご飯を作って置いておく。お兄ちゃんは残さず食べてくれる。
お兄ちゃんが朝帰ってくる音で目が醒める。
昨夜作っておいたご飯をお兄ちゃんが食べるのを、自分の部屋越しに音だけで確認する。
私はその間に学校へ行く準備をする。
お兄ちゃんがシャワーを浴びている間にご飯を食べて昼食の置き手紙をして学校へ向かう。
学校から帰るとお兄ちゃんはすでに仕事に行っていていない。
そんな毎日が続いていたのに夏休みになってしまった。
毎日顔を合わすのが不安だった。
嫌な顔をされたらどうしようって。
でもお兄ちゃんは変わった。いつの間にか顔つきが優しくなっていた。
最近はコソコソしなくても大丈夫になった。
お兄ちゃんはいつも疲れて帰ってくる。だからリビングで寝てしまう事も多い。
そんな時はこっそりお兄ちゃんの寝顔を見ていた。
いつも何も言わないお兄ちゃん。だけど優しい。
住み始めてすぐ、学校から帰ると自分の部屋にベッドが置いてあった。
その後しばらくして、学校から帰ると洋服ダンスと棚が置いてあって、そこに隠しておいた筈のお母さんの写真と位牌が飾ってあった。
夏休みに入って洋服を一杯買ってくれた。
バーベキューに連れてってくれて、伊勢海老を初めて食べた。
その度にお部屋でお母さんの写真に報告しながら嬉しくて泣いた。
お兄ちゃんが朝帰ってくる音で目が醒める。
昨夜作っておいたご飯をお兄ちゃんが食べるのを、自分の部屋越しに音だけで確認する。
私はその間に学校へ行く準備をする。
お兄ちゃんがシャワーを浴びている間にご飯を食べて昼食の置き手紙をして学校へ向かう。
学校から帰るとお兄ちゃんはすでに仕事に行っていていない。
そんな毎日が続いていたのに夏休みになってしまった。
毎日顔を合わすのが不安だった。
嫌な顔をされたらどうしようって。
でもお兄ちゃんは変わった。いつの間にか顔つきが優しくなっていた。
最近はコソコソしなくても大丈夫になった。
お兄ちゃんはいつも疲れて帰ってくる。だからリビングで寝てしまう事も多い。
そんな時はこっそりお兄ちゃんの寝顔を見ていた。
いつも何も言わないお兄ちゃん。だけど優しい。
住み始めてすぐ、学校から帰ると自分の部屋にベッドが置いてあった。
その後しばらくして、学校から帰ると洋服ダンスと棚が置いてあって、そこに隠しておいた筈のお母さんの写真と位牌が飾ってあった。
夏休みに入って洋服を一杯買ってくれた。
バーベキューに連れてってくれて、伊勢海老を初めて食べた。
その度にお部屋でお母さんの写真に報告しながら嬉しくて泣いた。