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闇夜に輝く

第30章 スカウト

数日後、サラさんの方からニューアクトレスで働きたいと連絡がきた。
海斗は気になることを聞いてみた。

「なんで働きたいと思ったの?」

「海斗さんが同い年とは思えなかったから。だって話す事、行く所、価値観、行動や言動が大学の人と全然違うんだもん。私もそうなりたいなって思ったから」

「そっか。ありがとう。だけど、接客は大変だよ。酔っ払いを延々と相手にしなきゃいけないけど、大丈夫?」

「海斗さんに言ってなかったけど私、3回だけキャバクラに体験入店したことあるんだ。その時は軽いお小遣い稼ぎのつもりだった。だけど海斗さんと一緒にちゃんと働いてみたいと思ったの。だからニューアクトレスの面接を受けたいと思って」

「うん。サラさんなら大歓迎だよ。じゃぁ、最初から頑張ろうとすると大変だから、慣れるまでは無理しなくて良いからね。徐々にちゃんと稼げるように教えていくから」

「よろしくお願いします」

こうして11月の終わりにサラさんがニューアクトレスの一員に加わり、スカウトした海斗がそのままサラさんの担当となった。

そして年末のボーナス期に突入していった。

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