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闇夜に輝く

第31章 給与システムと新たな試み

海斗が正式に副主任となってから早1ヶ月。
自分の仕事をまた一つ増やした。
それは全キャストの成績をもっと多角的に評価し、明示する事。

ニューアクトレスではポイントスライド制の時給システムを採用している。

本指名2P、場内指名1P、同伴3Pが設定され、最低時給2400円から5P毎に時給が100円上がる仕組みとなっている。

それとは別にバック制度も存在する。
指名バック、同伴バックなど。

しかし、ドリンクバックは設定していない。
理由としてはフリー客に対して、キャストがバック目当てでドリンクを過度におねだりするのを防ぐため。

ただし、本指名卓の売上が4万円を超えると本指名キャストに5%がバックされる制度もある為、指名卓では積極的にドリンクをおねだりする光景を目にする。

また、指名の卓の場合はシャンパンなどのボトルにもバックが付く。

この様にキャストの給与というのはポイントによる時給の他にバックという形で歩合もつく。

なので、実際にキャストが受け取る給料と、そのキャストが叩き出す指名売上が比例しているとは限らない。

給与システムは変えずに、そこを改善するにはどうしたらいいか。

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