闇夜に輝く
第32章 戦場のメリークリスマス
しかし、ふと何かが気になった顔で海斗に質問する。
「あの、海斗さんはクリスマスってどうしてるんですか?」
「俺?夜は仕事だしなぁ。23日は祝日で休みだから山田君と洋子さんを家に呼んで、妹の若菜とクリスマスパーティするよ。それに優矢君もちょっとだけ顔出すって言ってたなぁ」
「いいなぁ。うらやましい。私も行きたい!」
「俺も咲さんが来てくれたら嬉しいけど、さすがにそれはできないよね。でも、24日、25日は営業終了後に店でパーティするらしいよ。何かアフターに行ったキャストのセーフティネットなんだって。ホテルに誘われたら店に戻らなきゃって言えるように。参加費も取られてるし他の子とも約束しちゃってるからとか言って逃げやすくさせてるんだって」
「へー、なるほどー。じゃあ私もそれ使わせてもらおうっと」
「そうだね。咲さんのお客さんは大人しい人が多いけど、店の外じゃどうなるか分からないから、店に戻る時の言い方は気をつけてね。それからある程度、お客さんを調教する事も必要だからね」
「あはは、調教って。それじゃなんか女王様みたいじゃないですかー」
「けど、そうしていかないとお客さんに振り回されて大変になるよ?」
「わかりました。バシバシ叩きます!」
「いや、そうじゃなくて。…まぁいいか。頑張ってね」
真面目なのか天然なのかよく分からない咲さん。最後はちょっと噛み合わないままミーティングが終了した。
「あの、海斗さんはクリスマスってどうしてるんですか?」
「俺?夜は仕事だしなぁ。23日は祝日で休みだから山田君と洋子さんを家に呼んで、妹の若菜とクリスマスパーティするよ。それに優矢君もちょっとだけ顔出すって言ってたなぁ」
「いいなぁ。うらやましい。私も行きたい!」
「俺も咲さんが来てくれたら嬉しいけど、さすがにそれはできないよね。でも、24日、25日は営業終了後に店でパーティするらしいよ。何かアフターに行ったキャストのセーフティネットなんだって。ホテルに誘われたら店に戻らなきゃって言えるように。参加費も取られてるし他の子とも約束しちゃってるからとか言って逃げやすくさせてるんだって」
「へー、なるほどー。じゃあ私もそれ使わせてもらおうっと」
「そうだね。咲さんのお客さんは大人しい人が多いけど、店の外じゃどうなるか分からないから、店に戻る時の言い方は気をつけてね。それからある程度、お客さんを調教する事も必要だからね」
「あはは、調教って。それじゃなんか女王様みたいじゃないですかー」
「けど、そうしていかないとお客さんに振り回されて大変になるよ?」
「わかりました。バシバシ叩きます!」
「いや、そうじゃなくて。…まぁいいか。頑張ってね」
真面目なのか天然なのかよく分からない咲さん。最後はちょっと噛み合わないままミーティングが終了した。