闇夜に輝く
第34章 海斗の変化
営業中にあれだけ飲んでいたにも関わらず、残っていたシャンパンを次々と飲んでいくキャスト達。
若菜は圧倒されつつも笑っていた。
隣で山田君がアップルパイを取ってあげたり、ジュースをカウンターから持ってきてあげたりして若菜を気遣う。
最初は遠慮をして動かなかった若菜も、徐々にアイスペールに氷を盛ったり、割物のお茶やレモンスライスなどを山田君と協力して運ぶ手伝いを始めた。
そのうちにカウンター内で山田君と洋子さんからお酒の作り方やレモンスライスの盛り付け方などを教えてもらっていた。
海斗はカウンターのイスに座り、若菜に対してオーダーを頼んだ。
「ジンジャーハイボール作ってよ」
「うん!」
元気よく返事をしたものの、作り方が分からずグラスを持ったまま隣にいた山田君のほうを見る若菜。
「まず、ウイスキーを入れるんだよ」
優しい表情で丁寧に教えていく山田君。
普段の無表情な山田君はどこへいったんだと心の中でツッコむ海斗。
若菜は圧倒されつつも笑っていた。
隣で山田君がアップルパイを取ってあげたり、ジュースをカウンターから持ってきてあげたりして若菜を気遣う。
最初は遠慮をして動かなかった若菜も、徐々にアイスペールに氷を盛ったり、割物のお茶やレモンスライスなどを山田君と協力して運ぶ手伝いを始めた。
そのうちにカウンター内で山田君と洋子さんからお酒の作り方やレモンスライスの盛り付け方などを教えてもらっていた。
海斗はカウンターのイスに座り、若菜に対してオーダーを頼んだ。
「ジンジャーハイボール作ってよ」
「うん!」
元気よく返事をしたものの、作り方が分からずグラスを持ったまま隣にいた山田君のほうを見る若菜。
「まず、ウイスキーを入れるんだよ」
優しい表情で丁寧に教えていく山田君。
普段の無表情な山田君はどこへいったんだと心の中でツッコむ海斗。