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闇夜に輝く

第34章 海斗の変化

そうして24日〜26日まで連日営業終了後のクリスマスパーティーを行い、全てのキャストがどこかの日でこの飲み会に参加して親睦を深めていった。

そして29日でこの年の営業を終えた。

海斗にとっての怒濤の一年があっという間に過ぎていた。
しかし、こんなに内容の濃い一年は初めての経験だった。
目的もなく生きていた海斗が認められて頼られる事、何よりも人との出会いで自分が変わっていった事。
毎日が刺激的で魅力的な人達に出会えた事。
大切にしたい仲間が出来た事。
やっと若菜を家族として見れるようになった事。

仕事に対してもまだまだ覚える事が多い事。
キャスト管理にしても一人前には程遠く、的確なアドバイスが出来ていない事。

けれど、仕事に対する意欲や向上心が芽生え、真摯に取り組む心構えが生まれた事が海斗にとっての一番の変化となった。

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