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闇夜に輝く

第8章 初出勤


そんな楓さんと入れ替わるように咲さんが艶やかなドレス姿で更衣室から現れた。

白い刺繍の施された水色のマーメイドドレス。
海斗のイメージ通り、ドンピシャで似合っている。
私服の時は気づきにくかったが、深めのバストラインからはみ出んばかりの巨乳が刺激的だった。

「おぉ、正直見違えた。いいじゃん」

「こんなの初めて着ました。おかしくないですか?」

そう言って、咲さんはもじもじと下を向いてしまう。
海斗はふと思いつき、店長がよくやる手を真似してみることにした。

「もうちょっと背筋伸ばしてごらん。それから、ゆっくり回ってみて」

「回るってこうですか?」

咲さんは姿勢を正すと、ゆっくり後ろを向き、また海斗の前に向き直る。
細い背中は腰あたりまで大胆に露出し、傷一つ無い綺麗な白い肌から薄く肩甲骨が浮き出ている。
その絹のような背中に海斗は一瞬ドキリとした。

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