闇夜に輝く
第12章 優矢くんの秘密 〜現在の出来事〜
そして優矢はピンキーから少し通りを進んだところにあるクラブニューアクトレスへと入っていく。
時間は19時過ぎ。20時の開店に向けてまったりモードから営業モードへと徐々に切り替わっっていく時間帯。
店内入口では筑波海斗という数ヶ月前に入ったボーイが黙々とボトル棚の拭き掃除をしていた。
メニューに書いてあるボトルの銘柄と実際のボトルを確認したりもしている。
店長曰く、何も言われていなくてもこの様にせっせと自分で作業を見つけていくらしい。
お陰で、在庫数の管理も完璧、備品の破損や欠品にも早めに気づく。
それから裏方が物凄く綺麗になっている。
キッチン、トイレ、更衣室、ヘアメイク室。
細かいところでは、外にある看板。
一番驚いたのは、エレベーターのボタンを押すところの拭き掃除をしているところを目撃した時だった。
そんな視野や目線は業務中も敏感で、常に人の動きを見ながら仕事をこなしているし、足りないところに手が届く。
ただ、他のスタッフから便利屋のように使われてしまっているのが少し可哀想でもある。
でもそんな海斗を尊敬する優矢であった。
なので以前より忙しい時に優矢が店内業務を手伝う頻度が多くなった。
なぜなら一緒に働いていても、アイコンタクトで役割分担がわかりやすく、途中から店内を手伝ってもスムーズに仕事が出来るから。
気分屋の優矢は何を手伝うか自分で決めている。
最近はこの筑波海斗の仕事を手伝うのが一番楽しいと感じていた。
「海斗さん、お疲れーっす」
「あ、おはよう。お疲れ様です」
海斗は掃除の手を止めキッチリと挨拶を返す。
年下の優矢に対しても、クールで礼儀正しいこの態度が優矢はたまらなく好きだった。
時間は19時過ぎ。20時の開店に向けてまったりモードから営業モードへと徐々に切り替わっっていく時間帯。
店内入口では筑波海斗という数ヶ月前に入ったボーイが黙々とボトル棚の拭き掃除をしていた。
メニューに書いてあるボトルの銘柄と実際のボトルを確認したりもしている。
店長曰く、何も言われていなくてもこの様にせっせと自分で作業を見つけていくらしい。
お陰で、在庫数の管理も完璧、備品の破損や欠品にも早めに気づく。
それから裏方が物凄く綺麗になっている。
キッチン、トイレ、更衣室、ヘアメイク室。
細かいところでは、外にある看板。
一番驚いたのは、エレベーターのボタンを押すところの拭き掃除をしているところを目撃した時だった。
そんな視野や目線は業務中も敏感で、常に人の動きを見ながら仕事をこなしているし、足りないところに手が届く。
ただ、他のスタッフから便利屋のように使われてしまっているのが少し可哀想でもある。
でもそんな海斗を尊敬する優矢であった。
なので以前より忙しい時に優矢が店内業務を手伝う頻度が多くなった。
なぜなら一緒に働いていても、アイコンタクトで役割分担がわかりやすく、途中から店内を手伝ってもスムーズに仕事が出来るから。
気分屋の優矢は何を手伝うか自分で決めている。
最近はこの筑波海斗の仕事を手伝うのが一番楽しいと感じていた。
「海斗さん、お疲れーっす」
「あ、おはよう。お疲れ様です」
海斗は掃除の手を止めキッチリと挨拶を返す。
年下の優矢に対しても、クールで礼儀正しいこの態度が優矢はたまらなく好きだった。