蜜の誘い
第11章 葵と千尋
私は鈴原葵。
30歳の主婦です。
6歳年上の夫と結婚して2年。
出張が多い夫は月の半分以上、家に居ません。
それを知ってて結婚したので私は不服なんて無かったのに、夫は違う考えだったようです・・
昨夜のことでした。
「なぁ葵・・」
久しぶりの夫婦の営みを終えた後、夫が思いもよらなかった事を言い出したのです。
要約するとこうです。
明日からまた出張に出てしまうが、いつも寂しい思いをさせているから浮気されるんじゃないかととても不安になる。仕事が手につかなくなるほど不安になる。
だから、浮気なんて考えないよう留守中の性欲解消の相手をある所にお願いした。と・・
「はっ?何言ってるの?」
理解不能な内容だったのです。
「ちょっ・・ちょっと待って!・・それって、おかしくない?」
「どこが?」
「だって・・私が浮気しないように私を誰かに抱かせるって聞こえるんだけど・・」
「そうだけど?」
淡々としている夫に私の思考はパニックになってついて行かない。
「知らない奴と浮気されるより、俺が把握している範囲で性欲解消してくれていれば安心するんだよ!最近は女性専用のそういう所があるんだよ・・」
もう私の常識を超えていた。
「頭おかしくなったの?私は知らない人になんか抱かれたくないわよ!気持ち悪い!そもそもそれって浮気じゃない?あなた平気なの?私を男に抱かせるなんて!」
「男?そんなわけ無いじゃない・・女の人だよ・・」
私の思考は完全に停止していた。
30歳の主婦です。
6歳年上の夫と結婚して2年。
出張が多い夫は月の半分以上、家に居ません。
それを知ってて結婚したので私は不服なんて無かったのに、夫は違う考えだったようです・・
昨夜のことでした。
「なぁ葵・・」
久しぶりの夫婦の営みを終えた後、夫が思いもよらなかった事を言い出したのです。
要約するとこうです。
明日からまた出張に出てしまうが、いつも寂しい思いをさせているから浮気されるんじゃないかととても不安になる。仕事が手につかなくなるほど不安になる。
だから、浮気なんて考えないよう留守中の性欲解消の相手をある所にお願いした。と・・
「はっ?何言ってるの?」
理解不能な内容だったのです。
「ちょっ・・ちょっと待って!・・それって、おかしくない?」
「どこが?」
「だって・・私が浮気しないように私を誰かに抱かせるって聞こえるんだけど・・」
「そうだけど?」
淡々としている夫に私の思考はパニックになってついて行かない。
「知らない奴と浮気されるより、俺が把握している範囲で性欲解消してくれていれば安心するんだよ!最近は女性専用のそういう所があるんだよ・・」
もう私の常識を超えていた。
「頭おかしくなったの?私は知らない人になんか抱かれたくないわよ!気持ち悪い!そもそもそれって浮気じゃない?あなた平気なの?私を男に抱かせるなんて!」
「男?そんなわけ無いじゃない・・女の人だよ・・」
私の思考は完全に停止していた。