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蜜の誘い

第12章 聡子と美沙

「一緒にシャワー浴びる?」

優しい微笑みを浮かべ、彼女が訊いてくる。

「もう少しこのまま・・」

「わかった・・じゃあ私だけ浴びてくるわね・・」

唇に軽く口づけされ、バスタオルを身体に巻いてベッドを後にする彼女の後ろ姿を見ていた。

まだ快感の余韻が残っていた。

どのくらい彼女に抱かれていただろう・・

だから女同士のセックスはやめられない。

この味を覚えてしまったら、もう男となんてしたいと思わなくなる。

股間がまだ痺れている・・

快感の余韻が身体中に拡がっていた。

ふわふわと宙に浮くような独特の感覚・・

幸せ・・

心も身体も悦びに満たされ、眠気に誘われるまま眠りについていた。

情事で乱れたベッドの上で彼女の残り香に包まれて・・

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