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私、五月女美月（ｻｵﾄﾒﾐﾂｷ）はただ今人生最大のピンチかもしれない。


「どうすんの美月？言う事聞いてくれるよね？」


目の前にいるのは1つ年下の笹川翔人（ｻｻｶﾞﾜﾊﾔﾄ）。


翔人と私は家が近所の幼なじみ。


小さい頃は仲良しだったけど今では私は翔人の事が大嫌い。


生意気で意地悪で嫌がらせの連発で…。


もう一生関わりたくない


そう思っていたのに。


「聞かないって言ったら？」


「その時はこのメールのやり取りを美月の親にバラすだけだよ。」


「中学生が高校生を脅していいと思ってんの？
いい加減にしなよ!」