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お兄ちゃん

第2章 学校


――やばっ!!



もうこんな時間!!



今日から、お母さんとお父さんは3泊4日の旅行。



おにいちゃんと、2人きり…///



「早く家に帰ろーっと♪」



――すると急に、後ろから誰かが抱き締めてきた。



ギューッ



だ、誰!?



とっさに後ろを振り向く。



「おにいちゃん!!!」



「よっ! 杏子!」



まさか、おにいちゃんだったとは…



急にさっきまでしてた行為が恥ずかしくなる。



「ん? どうかしたか?」



!? 気づかれないようにしないとっ!



「なっ、なんでもないよ!!」



「…あやしい。」



おにいちゃんの言葉に動揺して、うつむいた。




「あー、俺のことでも考えて、ひとりエッチでもしちゃった?」



えっ…!?



なんで、バレたの!?



冷や汗をかく。



「もしかして…図星?」



少し驚いた顔でおにいちゃんが言う。



えっ、えぇ!?



ほんとは気付いてなかったの!?



どうしよう………



すると、おにいちゃんが頭を撫でてきた。



「杏子ったら、可愛すぎ。 家帰ったら、容赦しないから。 …覚悟しとけよ?」



イタズラっぽい顔でおにいちゃんが言う。



…その笑顔、反則…



もう……大好きっ!!!

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