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お土産屋に入り、それぞれ何を買うか選んでいた。



｢何にしようかな…。｣


ハンカチ、お菓子…めぼしい物はなかなか見つからなかった。

ぬいぐるみコーナーに入った時、オレはいいものを見つけた。




｢へー千紗ちゃんにはイルカのぬいぐるみにするんだ～私からも千紗ちゃんにお土産買うことにしたんだ！ほら！。｣



後ろから話しかけて綾子ちゃんは綺麗なストラップをオレに見せた。

それは友達用のペアの物だった。



｢あ～綺麗じゃん。なんでペアなの？。｣


｢いやそれは…千紗ちゃんとお揃いにしたいな～って思って…お揃いってダメかな…？。｣


｢千紗なら喜んでくれると思うよ。じゃあオレが渡しとくわ。｣


｢あっそのことなんだけどね…。｣



園村はかなり言うのを躊躇っていた。


一体何を言おうとしてるんだ…？



｢あのさ…よ、良かったら千架くんの家にお邪魔してもいい！？。｣