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女子系男子

第6章 女の武器炸裂

扉を開けるなり
渚は、部屋に一目散に入る
「なんか古臭い!」
なんて話してきた。

俺が、壺を直しながら
「あー。漬け物だよ。」

コーヒーを煎れながら
渚が座るテーブルに向かう

「結構綺麗にしてるじゃん。
なんか、ほんと和風なんだね。」

さっきの不機嫌は
どっかに飛び去り、渚は、純を
和かに見つめる

「あのさ。。本題なんだけども
今日の話、本当にごめん!」

純は、深々と頭を下げて
チラッと渚を見上げる

「家に上がれたし、もう怒って
無いですよー。でも、ガッカリ
しちゃいました。だって。。」

純の手を握り

ひたすら目をパチパチさせる


この女。。。怖すぎる。。
脳内振り分け作業をしながら
カテゴリーが増えたのが
わかった。


手を離しながら

「よ。良かった。ごめんね。」

コーヒーをトレイに乗せ
渚にコーヒーを手渡す。


「熱いから気をつけて。」


ニッコリ微笑みながら
テーブルにカップを置き


抱きついてきた。

「あたしの気持ちわかってますよね?」

純は、ドキドキもしなかった。
驚きは多少なりあった。


「ごめん。俺。。。」


服を脱ぎだす


窓を開けて

悲鳴をあげる渚。

慌てる純。



窓の下は、道路
カップルが歩くが
上を見上げた



「あー!すいません!喧嘩なんです!痴話喧嘩!」純は焦りながら

渚を抱き寄せて
窓を閉めた。


「いっいかん!それっ!いかん!」


純は、渚の服を渡し

「あたし、このまんま外でますよ」


渚は、玄関へ



「ちょっと!ちょっと待って!
渚ちゃん!」


慌てる俺に
何故か余裕な渚

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