失くした恋の癒し方
第4章 新しい恋
「ほら、去年の暮れのボーリング大会。
10人位しか参加しなかったけど…
私、麗華を誘ったでしょ!?」
そう言えば…
そんな記憶が蘇った。
私は寺嶋さんと約束していて断ったっけ。
その後、暫くはボーリング大会の話しで持ちきりだった。
「あ…
谷原さんが話題に昇ったことがあったわね…」
「そうそう!
ストライク連発で谷原さんが優勝したんだけど、腕捲りした逞しい腕を見たのはその時よ。
それで、谷原さんがテニスをしてたって知ったの!
スポーツマンだったなんて知らなかったから、意外だったわ」
口に両手を当て、はにかむ様に微笑むちあき。
きっと谷原さんが好きなのだろうと思った。
あの頃の私は、寺嶋さん意外の男性には無関心だったのだから谷原さんの事など知ろうともしなかった。
「麗華なら、谷原さんとお似合いかもね…
ちゃんと付き合っちゃいなよ!」
私の耳元で囁くちあきの声が寂しく響いた
10人位しか参加しなかったけど…
私、麗華を誘ったでしょ!?」
そう言えば…
そんな記憶が蘇った。
私は寺嶋さんと約束していて断ったっけ。
その後、暫くはボーリング大会の話しで持ちきりだった。
「あ…
谷原さんが話題に昇ったことがあったわね…」
「そうそう!
ストライク連発で谷原さんが優勝したんだけど、腕捲りした逞しい腕を見たのはその時よ。
それで、谷原さんがテニスをしてたって知ったの!
スポーツマンだったなんて知らなかったから、意外だったわ」
口に両手を当て、はにかむ様に微笑むちあき。
きっと谷原さんが好きなのだろうと思った。
あの頃の私は、寺嶋さん意外の男性には無関心だったのだから谷原さんの事など知ろうともしなかった。
「麗華なら、谷原さんとお似合いかもね…
ちゃんと付き合っちゃいなよ!」
私の耳元で囁くちあきの声が寂しく響いた