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失くした恋の癒し方

第4章 新しい恋

「ねぇ!いつの間に谷原さんと付き合い始めたの!?」
ある朝、出勤するなりちあきが尋ねた。


「付き合って?
まだ…そこまでは…」

少し焦った私は言葉を濁した。


「モテ女の麗華様がとうとう墜ちたって噂してたわよ!」


「噂?知らないわよ」


「やっぱ、おかしいと思っていたのよ!
あんた、最近良く谷原さんと話してたものね〜。
そう言うことだったのか」

何故か、ちあきが大きく溜め息を付いた。


「噂って、もしかして私と谷原さん?」


「当たり前でしょ!?
あんたはともかく、谷原さんも結構モテるのよ。

理系に見えて、結構細マッチョだし…
流石テニスをやっているだけあって、腕なんか逞しいんだからぁ!」


「えっ?
何で知ってるの?」


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