テキストサイズ

淡雪

第9章 決心

ーーーーーーーーーーーー

俺は土手の芝生に寝転んで

これまでの数年を思い返していた...



自分の意思ではなかったけれど

周りに背中を押され、勇気をもらい

腹をくくって歩み始めた芸能界



すべては、あの、槙さんのと出会いから


始まった...




!!!!!!



「なんで気付かなかった!!」


思わず声に出していた。


俺は慌てて起き上がり

車に戻った。


もう、日暮れだ。

川面の風は肌寒さを感じさせている。


俺はハンドルを握り来た道を戻っていた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ