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淡雪

第2章 恋心

1カ月後僕の初主演ドラマは放映された。


みんな撮影を中断して放送に見入った。


僕はどうしていいかわからなくて


画面を直視できなかった。



いつの間にか僕のとなりには槇さん。


「大丈夫。

 サイコーのあなたが出てるはずよ」


優しく手を握ってくれた。


僕は槇さんの手を握り返した。


緊張で汗ばんでいるのが分かる。


ヤバイ こんなに緊張してるって...


汗ばんだ手で彼女の手を握っているなんて


嫌われないかな...



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