淡雪
第7章 アイドルの世界
渋谷の駅からコンサート会場に向かう。
周りは様々な年齢層の女性たちが団扇やグッズを持って興奮しながら歩いている。
頭2つはまわりから出ている自分だけが浮いている気がして早くも帰りたくなった。
会場につき長蛇の列を横目に入り口のスタッフに声をかける。
『あの、Jさんから連絡をもらった坂井と申しますが...』
入り口のスタッフが奥へ入りスーツの男性を連れてきた。
『坂井くん?
よく来てくれたね。
Jから連絡来てます』
そう言って僕たちを奥の楽屋へと案内した。
『改めてご挨拶させていただきます。
stampのチーフマネージャーをしている
酒井と申します。
あ、偶然にも同じ名前だね。
僕は酒の方だけど。
今日は突然のご連絡申し訳ありません。
Jは閃きで生きている男なので普通のかたは戸惑われると思いますが嘘でも詐欺でもありませんから安心してください』
そう言って母と僕に名刺を差し出した。
もちろん目の前の光景を見て詐欺とはもう思わない。
『とにかくstampのライブ見ていってよ。
すべてはそれからだね』
そういうと客入れの始まった客席のど真ん中に案内してくれた。
『ライブが終わったらお迎えに来ますのでここにいてくださいね』
俺たちは現実が呑み込めないまま、返事もできずに呆然としていた。
周りは様々な年齢層の女性たちが団扇やグッズを持って興奮しながら歩いている。
頭2つはまわりから出ている自分だけが浮いている気がして早くも帰りたくなった。
会場につき長蛇の列を横目に入り口のスタッフに声をかける。
『あの、Jさんから連絡をもらった坂井と申しますが...』
入り口のスタッフが奥へ入りスーツの男性を連れてきた。
『坂井くん?
よく来てくれたね。
Jから連絡来てます』
そう言って僕たちを奥の楽屋へと案内した。
『改めてご挨拶させていただきます。
stampのチーフマネージャーをしている
酒井と申します。
あ、偶然にも同じ名前だね。
僕は酒の方だけど。
今日は突然のご連絡申し訳ありません。
Jは閃きで生きている男なので普通のかたは戸惑われると思いますが嘘でも詐欺でもありませんから安心してください』
そう言って母と僕に名刺を差し出した。
もちろん目の前の光景を見て詐欺とはもう思わない。
『とにかくstampのライブ見ていってよ。
すべてはそれからだね』
そういうと客入れの始まった客席のど真ん中に案内してくれた。
『ライブが終わったらお迎えに来ますのでここにいてくださいね』
俺たちは現実が呑み込めないまま、返事もできずに呆然としていた。