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齧りかけの林檎

第9章 ● 君のメール ♀side




フォークリフトで運んだから

あんなに何時間も待っていたのに、

一瞬で運び終わってしまった。




課長、フォークリフトの免許なんて

持っていたんですね。




「では、よろしくお願いします」


「ありがとうございました、またよろしくお願いします!」





白い歯を見せたさわやかな運転手さんは

お辞儀をしてトラックに乗り込むと、

運転席から軽く会釈をして

倉庫から出て行った。



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