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齧りかけの林檎

第9章 ● 君のメール ♀side




街行く人にチラチラと見られている気がする。




違うんです、違うんです!

自分で買ったんじゃないんです!




誰にしているのかわからない言い訳を

心の中でしながら、家まで歩いた。




最後の最後で階段がキツイ。




ハァハァと肩で息をしながら

ゆっくりと階段を登った。




ガチャリと鍵を開け、部屋に入り

持って帰ってきた大根をキッチンに置いた。



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