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齧りかけの林檎

第10章 ● 君にヤキモチ ♂side




少し経つと、

メールの着信音が流れた。




---ゆりさんだ!




なになに?

なんだ、寝ちゃったのか。

おれはいつも部活で走ってるから

全然疲れなかったけど、

彼女には無理させてしまったのだろうか。




って、トラックのお兄さんって何?

誰そいつ。




少しヤキモチを妬いて

そのお兄さんがかっこいいのか聞いてしまった。




もし彼女が、

そのお兄さんのことをすきだったらどうしよう、

とか思ったら

昼飯が全然、喉を通らなくなった。




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