齧りかけの林檎
第10章 ● 君にヤキモチ ♂side
「じゃ、じゃあさ・・・
おうちでごはん・・・
一緒に食べる・・・?」
「えっ!?!?!?」
今度はおれが黙る番だった。
しばらく止まる会話ーーー。
「あれっ!?
歩くんごめん、
嫌だったよね、やっぱ」
嫌なわけあるか!!!!!
幸せすぎてちょっとトリップしていただけだ。
そんなことは彼女には言えないけれど・・・。
「行く!!!!!」
気付いたら、
ものすごいでかい声で
返事してしまっていた。
【第10章 君にヤキモチ ♂side END】