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齧りかけの林檎

第14章 ● 君の答え ♀side




「と、とりあえず、

 離しては、

 もらえない、かな・・・?」




「・・・やだ」




腕の力が、尚いっそう強くなった。




「おれのこと、

 高校生としてじゃなくて、

 男として見てくれるなら

 いいよ」




歩くんを、男として?




・・・見てなかったわけじゃない。




だって、一緒に居ると

すごくドキドキするし、

胸だってキュンッ、てなる。




これって、すきって

こと、なの?




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