テキストサイズ

齧りかけの林檎

第15章 ● 君の気持ち ♂side




しばらくすると、

チンッ♪と音が聞こえて

彼女がごはんを持ってきてくれた。




なんか今の、やっぱり

おれんちのオカンとオトンみてぇ・・・。




おれは嬉しくて



「ねぇ今さ、

 新婚さんっぽく、なかった?」


と言ってみた。




少しでも、彼女に意識して欲しくて

わざと。




彼女はゲホゲホとむせてしまい、

おれは彼女にお茶を渡した。




作戦、成功?




ねぇ、おれのこと

もっと意識してよ。




おれのこと男だって、

もっと、もっと、意識して?





ストーリーメニュー

TOPTOPへ