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齧りかけの林檎

第20章 ● 君と初めて ♀side




「え!?電気点けたら

 全部見えちゃうからやだ・・・」



「全部見たいんだよ」





そういうと甘えるようにキスしてくる。




歩くんはやっぱり卑怯だっ・・・。




「ちょっと、遠くにしていい・・・?」


「・・・いいよ」





ベッドサイドにある読書灯を点けると

それが乗っているキャビネットごと動かした。




あまり意味はないかもしれないけど、

恥ずかしがっている顔を照らされたくなかった。






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