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神隠しの杜

第10章 一通のメール

それはお誘いメールだった。



「明日一緒にお肉食べ歩きに行かないですか、待ち合わせは……ってもう決定事項だろこれ」



今そんな事につき合う暇もなく、雨芭が何か適当な理由をつけ断ろうと考えていた時、何気なく携帯を見思わず息を飲んだ。






「……行かないわけにはいかないよな」






選択する権利など、雨芭には一切ない。行くとだけのシンプルな返信をし、雨芭は再び眠りについた。






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