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神隠しの杜

第15章 再会

世界の終わり、最果て、そんなものをイメージしてしまう。



それでも、恐怖を感じないのはただそういう感覚を抱く必要がもう、真冬にはなかった。



真冬はピタリと足を止める。






血のようにあかくあかく咲いた彼岸花に囲まれるように、ぽっかり空いた真ん中に冬音が横たわっていた。






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